ハードボイルドのごとく

　≪丈山苑≫のメインとなるのが南側に広がる日本庭園です。

　南にひろがる庭は、京都・詩仙堂の庭をイメージした唐様庭園（南庭）。

　書院の前には白砂と中国の山々にみたてたツツジの苅込みがありました。



　
　３階建の『嘯月楼』の一番上は３畳ほどの小さな個室となっていました。




　丈山苑の東側にひろがる回遊式池泉庭園にあった『石川丈山翁像』。

　この庭は京都東本願寺の渉成園（枳殻邸）をモデルに作られているそうです。


　池のまわりには築山や四阿（あずまや）が配されていました。


　三河国に生まれた石川丈山は代々松平家に仕えた家柄です。
　その後、徳川家康の部下として関ヶ原の戦いや大坂夏の陣にも参戦。
　大坂夏の陣の後に武士を引退。その後は儒学を学び文人となりました。

　文人しての評判だけでなく、
　国指定名勝になっている『渉成園』、『酬恩庵（一休寺）庭園』という
　京都の庭園の作庭にも関わったとされています。

　小堀遠州の作庭に凝っていろいろ出掛けたものです。
　　　　　　・西湖山　龍雲寺の庭園
　　　　　　・慈恩禅寺の日本庭園
　　　　　　・長楽寺の小堀遠州作庭
　　　　　　・龍潭寺の小堀遠州作庭
　　　　　　・本興寺の小堀遠州作庭
　　　　　　・医王寺の小堀遠州作庭
　　　　　　・西明寺の小堀遠州作庭
　　　　　　・大池寺の小堀遠州作庭

　　　　　　　日本庭園は心落ち着きます。
　　　　　　　こんな時間を大切にしていきたいものです。