最終章「パリ」

カール

2016年06月18日 20:00

 旅行中の友人に代わりブログアップするのも今日が最後。

 錦織圭君が出場していた全仏オープンテニスの時には
 セーヌ川の増水で氾濫しそうな映像が流れて来ていましたが、
 友人の旅行中には、水位も元に戻ってパリ市内を楽しんだようです。

 さて、パリ観光の前に「ある人」と合流して、
 シャンパーニュに入って、いくつかのワイナリーを巡ったようです。

 最初は、洗練を極めた『コント・ド・シャンパーニュ』を手掛けたテタンジェ社。

 ワインのおいしさの鍵、地下セラー。

 白亜質石灰石が切り出された後にできた地下洞で、
 一時はキリスト教徒が迫害を逃れるための隠れ家ともなり、
 その後はサン・ニケーズ修道院の地下礼拝堂となっていたそうです。

 次は、シャンパーニュ史上初のブリュット(辛口)を創り出したポメリー社。

 
 ローマ時代の石灰岩による巨大な地下セラー。

 年間を通じて10度という理想的な温度の中で貯蔵されています。


 ネットで調べたワインの薀蓄(うんちく)。
 このブログを見た友人の感想が楽しみです(笑)。
 彼にはワインの他にもうひとつ旅の目的があったのです。

 それは「ある人」の存在です。





 フィガロ紙に掲載された記事の写真と一緒に
 『右から3番目が妻です』というメッセージが届きました。

 「ある人」とは彼の奥様の事。
 そして、静岡が世界に誇る演劇集団 『SPAC』 の一員でもあるのです。

  6/9(木)~19(日) 
  フランス国立ケ・ブランリー美術館≪開館10周年記念委嘱作品≫
       『イナバとナバホの白兎』を公演中だったのです。

 さて、送られて来たフィガロ紙の記事。
 その内容までは、解読出来ませんがSPACのブログによると、 

  『終演と同時に割れるような拍手、そして次々と立ち上がる方々。
  トリプルコール後も拍手が鳴りやまず。これだけ盛上がるのは珍しい。
  何人かの批評家が、「すばらしかった」「これだけの舞台はなかなか
  見られない、ありがとう」と声をかけてくれた・・・』
                という内容が掲載されていました。

 きっとそんな内容だったのでしょう。  それにしても凄い事ですね!



 そんなわけで、友人の旅もそろそろ終わりです。

 ガニエル宮と呼ばれることが多い≪パリ・オペラ座≫


 セーヌ川増水の時には休館を余儀なくされた≪ルーブル美術館≫


 モンマルトルにある世界的に有名なキャバレー≪ムーランルージュ≫


 左は、ルクソール神殿から運ばれたコンコルド広場にある≪オベリスク≫
 右は、アメリカで起こったテロ追悼のため色を変えた≪エッフェル塔≫


 前回に引き続き写真が送られてくるだけ。
 それをネットで調べて地名や建物を答えるという暗黙のルール。
 おかげで自分がヨーロッパ旅行をしているように感じました。
 ちょうど10年前、サッカーの祭典「ドイツワールドカップ」開催前に
 半分仕事、半分観光という名目で行ったことがあるくらいです。

 それだけにドイツのロマンチック街道やライン川クルーズ。
 パリのエッフェル塔やオペラ座など思い出される景観ばかり。
 いつかまた。ヨーロッパ旅行に出掛けたいな~。
 と思ったここ数日間でした。

 大変でしたが楽しかったです(笑)。 Hさん。ありがとう!!










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