久能山東照宮part2

カール

2017年11月01日 20:00


 先週、久しぶりに行った≪久能山東照宮≫。
 最近では、神社仏閣を見ては愛おしく感じていたので、
 iPhoneしか持っていなかったその時にも80枚近く撮影しました。

 太陽も顔を出す素晴らしい天気の中、日本平ロープウェイ遊覧です。

 ロープウェイを降りたらすぐに飛び込んできた「久能山東照宮」の看板。

 社務所で参拝料五百円を払って国宝『御社殿』へ向かいます。
 その間、多数の重要文化財を眺めながら上ります。



 まず目に飛び込んでくる朱塗りの大きな門。『楼門(重文)』です。

 それをくぐって歩いて行くと鳥居があります。

 さらに進んで行くと拝殿正面にある門。『唐門(重文)』が現れます。


 唐門を右に曲がって階段を上がると『日枝神社(重文)』があります。



 きらびやかに光り輝くこれぞ!!国宝≪久能山東照宮 御社殿≫です。



 最古の東照宮建築として、平成22年国宝に指定された建造物です。





 本殿の後方にある『神廟(重文)』は、家康公の御遺骸を奉った場所。

 3代将軍徳川家光公により現在の石造宝塔に造替されました。

 宝塔の高さは5.5m。外廻り約8m。前面には唐戸があります。




 久能山の山下から1,159段の表参道を登る方法もあるのです。

 ロープウェイ乗り場に向かわずに真っ直ぐ下りてみました。

 ロープウェイが開通するまでは、この表参道が唯一の参拝路でした。



 17曲り1,159段。「いちいちごくろうさん」という洒落もあるほどです。


 途中まで下りて行って引き返して、最後はロープウェイで帰りました。

 ロープウェイの中からの景色です。素晴らしく晴れ渡っていました。

 御遺骸を奉った『神廟(しんびょう)』が、
 家康公の御遺命により西向きに建てられていた理由というのは、
 豊臣方がいる西方面に睨みを効かすという意味が通説と言われます。 

 しかしながら、「西の方角」には、
 両親が子授け祈願の参籠をされたという鳳来寺
 また、もっと西の方には松平家の菩提寺である大樹寺
 そして何より、家康公誕生の地である岡崎城があるという事実。
 
 それらを考え合わせると、
 望郷の念に駆られてと考えても不自然ではありません。
 家康公の真意はどうだったのでしょう・・・。これこそ歴史ロマンです!!









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