延暦寺《東塔(とうどう)》

カール

2019年09月16日 20:00


 二年ぶりの比叡山延暦寺。
 前回じっくりと回った事で、一切迷うことなく巡る事が出来ました。

 今回も旅の始まりは東塔(とうどう)からです。

 2016年から10年の歳月を掛けて修繕中の『根本中堂』。
 開創以来1200年間消えることがない「不滅の法灯」。
 うっかり油を断ってしまうと灯が消えてしまうことから「油断」という言葉が
 出来たとも言われている、歴史ある「不滅の法灯」を見る事が出来ました。

 その後、根本中堂の前にある石段を上がりました。





 比叡山の総門の役目を果たす重要な楼門である『文殊楼』。

 中国五台山の霊石が埋められ、重層和唐の混合様式の建物です。

 正面が大黒天、左右には毘沙門天と弁財天の3つの顔を持つ『大黒堂』。


 『大講堂』では五年一会の厳儀「法華大会」など重要な法要が行われます。


 天台宗の中でも重要な位置付けの『戒壇院』。厳かな雰囲気でした。


 本尊阿弥陀如来を祀る『阿弥陀堂』。極彩色が施されてとても美しい建造物。


 『法華総持院東塔』は、最澄が全国6ケ所に建てた宝塔のひとつです。

 古くから神山として崇められてきた比叡山。
 延暦7年(788年)に最澄が山を開いたのが比叡山延暦寺の始まり。

 比叡山延暦寺と言いますが、延暦寺という名前のお寺は存在しません。
 東塔(とうどう)地区、西塔(さいとう)地区、横川(よかわ)地区という名前の
 3つの地域があり、点在する約150の堂塔の総称が「比叡山延暦寺」です。

 法然・親鸞・日蓮・道元・栄西・一遍などの僧がこの地で修業して、
 宗派を立ちあげたことから、比叡山は仏教の総合大学とも言われています。

 今週は比叡山延暦寺を手始めに坂本地区の寺院巡りです。







関連記事