久留米木棚田

カール

2017年01月25日 20:00


 「日本の棚田百選」「静岡県棚田十選」にも選定された景観。
 ≪久留女木棚田≫は、引佐町北東部の都田川上流部に位置してます。

 棚田へ行くためには、フェンスで仕切られた私道を入って行きます。


 久留女木棚田の起源は、平安時代とも言われています。

 戦国時代に井伊家の庇護を得て開墾が進み、
 現在も、井伊家の家臣の末裔が棚田を耕し続けているそうです。


 標高250m。60世帯からなる集落東側に棚田が広がっています。


 総面積7.7ha。その中に約800枚の田んぼがあると言われます。
 少量の水源と棚田特有の傾斜地という条件ながら、
 久留女木の棚田育ちというお米が特産品として販売されています。


 その棚田から500mほど離れた場所にある≪如意院≫。



 直虎の祖父、井伊直宗の菩提を弔うために建てられた寺院。

 田原城攻めで戦死した直宗の正室浄心院が建立したもので、
 世話をした村人は、隠居免といわれる年貢の免除を受けたそうです。

 都田川を堰き止めた人工の湖「いなさ湖」。

 久留女木地区を流れる都田川には、
 竜宮に通じると言われる深い淵があり、そこから子どもが現れて、
 農作業を手伝ったという「竜宮小僧の伝説」が語り継がれています。
 「おんな城主・直虎」の第1話でも放送されていました。

 今回の大河ドラマでは、
 「直虎」に関する史実が少ないという話を聞きました。
 地元に伝わる語り話を上手く番組作りに役立たせるようです。

 これからもどんな話が展開されるか見ものです。




 






関連記事