久留米木棚田
「日本の棚田百選」「静岡県棚田十選」にも選定された景観。
≪久留女木棚田≫は、引佐町北東部の都田川上流部に位置してます。
棚田へ行くためには、フェンスで仕切られた私道を入って行きます。
久留女木棚田の起源は、平安時代とも言われています。
戦国時代に井伊家の庇護を得て開墾が進み、
現在も、井伊家の家臣の末裔が棚田を耕し続けているそうです。
標高250m。60世帯からなる集落東側に棚田が広がっています。
総面積7.7ha。その中に約800枚の田んぼがあると言われます。
少量の水源と棚田特有の傾斜地という条件ながら、
久留女木の棚田育ちというお米が特産品として販売されています。
その棚田から500mほど離れた場所にある≪如意院≫。
直虎の祖父、井伊直宗の菩提を弔うために建てられた寺院。
田原城攻めで戦死した直宗の正室浄心院が建立したもので、
世話をした村人は、隠居免といわれる年貢の免除を受けたそうです。
都田川を堰き止めた人工の湖「いなさ湖」。
久留女木地区を流れる都田川には、
竜宮に通じると言われる深い淵があり、そこから子どもが現れて、
農作業を手伝ったという「竜宮小僧の伝説」が語り継がれています。
「おんな城主・直虎」の第1話でも放送されていました。
今回の大河ドラマでは、
「直虎」に関する史実が少ないという話を聞きました。
地元に伝わる語り話を上手く番組作りに役立たせるようです。
これからもどんな話が展開されるか見ものです。
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