映画「悪人」の島

カール

2016年08月18日 20:00


 吉田修一氏作の小説『悪人』は、
 妻夫木聡と深津絵里により2010年9月に映画にもなりました。

 東シナ海につきだす断崖絶壁の≪大瀬崎灯台≫は、
 五島の景勝地の一つであり映画『悪人』の象徴ともいえる場所です。

 帰省した時には必ず訪れる場所でもあります。

 時間をかければ灯台の真下まで歩いて行けるのですが、
 他の景勝地も回りたいので、今回も泣く泣くパスしました。
 1度時間をかけて歩いてみたいものです。

 そんな思いを断ち切って
 回ったところは、どこも素晴らしいところです。




 通称『キューピー島』と言われるツタラ島は、サザエの宝庫です。

 遣唐使船日本最後の寄泊の地として知られている≪魚津ヶ崎≫。

 五島市唯一の≪自動車学校≫。信号も少ないから楽々です(笑)。

 標高315m。全面芝生に覆われている五島のシンボル≪鬼岳≫。

 五島市で一番の街。福江町。結構何でも揃います!!

 堂崎天主堂に向かう途中の少々変わった形の双子の丸い岩。

 荒川から三井楽へ抜ける時に通った静かな、静かな港。

 稲刈りが済んだ田んぼ。こんな何気ない景観もシャッターポイント。

 養殖も盛んです。今や五島は近大マグロの養殖地としても有名です。

 ヤクルトのオーナー故松園尚巳氏の出生地≪嵯峨島(さがのしま)≫。

 五島列島はたくさんの島々で構成されており
 その中で一番大きい島が、私のふるさと福江島です。
 昔は1市5町でしたが、統合により福江島全体が五島市となりました。

 五島市全体では4万人弱の人が暮らしてます。
 高校4校、中学校11校、小学校19校とそれなりの規模で、
 島一周120km。観光しながらのドライブだと一日じゃ足らない位です。
 
 映画のおかげで、大瀬崎灯台を訪れる人が増えました。
 
 それでも過疎化の勢いは止まりません。
 ドライブしていても空き家が何と多いことか・・・。
 産業がないので雇用も生まれない。職を求めて都会へ。
 そんな図式がいつまでも、改善されないのが島の問題なのです。
 
 最近、
 「どうやって余生を送ろうか」と本気で考えるようになりました。
 有り余るほどのお金があれば、老後は田舎でゆったり人生!!
 が出来ますが、一般庶民はそういうわけもいきません。
 いよいよ真面目に考える歳となりました。










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