『悪人』の灯台
映画『悪人』でのクライマックスシーンの灯台です。
五島最西端の大瀬崎灯台は「日本の灯台50選」のひとつ。
東シナ海を望む断崖絶壁の地にあり、景観が素晴らしい場所です。
この灯台がロケ地になったのを知ったのは帰省中の機内での事。
座席ラックの中にある機内誌『翼の王国』をパラパラめくっていたら、
見覚えのある「灯台の挿絵」に目が止まりました。
それは吉田修一氏の「トウダイ、ゴトウ・フクエジマ」というエッセイ。
大瀬崎灯台を舞台としての撮影現場の様子が書かれてありました。
それはまさしく大瀬崎灯台でした。五島の誇る景勝地です。
いくつも山を越えていかないと行けない秘境の地です。
そんな秘境の地にある灯台がロケ地と聞いたら期待が高まります。
撮影が行なわれた灯台へは、
この急勾配の山道を片道20分程、歩いて行かなければなりません。
妻夫木聡や深津絵里がこの道を歩いたと思うと感慨深いものがあります。
単行本になった
『悪人』(上・下)を読み終えました。
物語の舞台は福岡、佐賀、そして長崎へ。
展開の速さとそれぞれの心の葛藤にグイグイひかれました。
そして灯台のクライマックスシーンでの迫真のやり取り・・・。
今週末にサンストリート浜北に見に行くのが楽しみです。
映画を見るのにこんなに心待ちにするのも久しぶりです。
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