マリアさま
長崎市の西方沖約100km。
大小140余りの島々からなる五島は『教会列島』でもあります。
300年にも及ぶ弾圧にも耐えたキリシタン信仰の証であり
まさに東シナ海に浮かぶ『祈りの島』とも呼ばれる所以なのです。
ルルド教会といわれる『
井持浦教会』にある洞窟のマリア像。
南フランスのルルドからもたされたもので優しい表情が印象的でした。
今回の旅では、教会巡りを行って来ました。
五島福江島には様々な顔のたくさんのマリア像がありました。
『楠原教会』のマリア像
ポルトガルのファティマ村で羊飼いの前に現れた聖母。
聖母様が羊飼いの彼らにメッセージを与えている場面を表しています。
丘の上に立つ白亜の天主堂『
水ノ浦教会』。
マリア像は洞窟内にありその優しそうな表情に心洗われました・・・。
そしてこれが『
堂崎教会』にある聖ヨハネ五島の殉教像です。
伝道師を志しながら19歳で没した彼は、日本26聖人の一人です。
土地の漁師だったようで、そのたくましい筋肉質の体が印象的でした。
私の集落は仏教徒ばかりだったので、
故郷で暮らしていた当時は教会に対して全く興味がありませんでした。
今回改めて調べてみると
人口約8万人の15%がカトリック信者でその人口密度は日本一です。
そんな事実を知って今回の旅では時間の許す限り教会巡りを行いました。
たくさんのマリア像に出会い、
そしてまた故郷の素晴らしさを再認識しました。
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