菅沼合掌造り
ようやく辿り着いた五箇山≪菅沼合掌造り集落≫。
さすがに世界遺産だけあって駐車場は大混雑。こうでなくっちゃ(笑)。
500円の駐車場代と引き換えに施設内のパンフレットを頂きました。
ボランティアの方から、
『エレベーターで展望台に昇って全景見て来てね~』との事。
「こんな田舎なのにさすが世界遺産。エレベーター完備なんだぁ~」と
ひとしきり感心して、散策を始めました。
菅沼集落は、合掌造りが9棟だけの狭いエリアです。
それでも初めての場所なので時間をかけて散策しました。
ちょうど見頃の紅葉と相まって素晴らしい空間を創り出していました。
お土産物屋さんの合掌造りには観光客がたくさん。
ひと通り見終わった後、お楽しみのエレベーターへ進みます。
集落を一望できる「南砺市世界遺産菅沼合掌造り集落展望広場」。
集落を包み込むように山々が連なり素晴らしい景観でした。
菅沼合掌造り集落は庄川に囲まれています。
現在12棟の家屋がありそのうち9棟が合掌造り家屋でした。
これらの合掌造り家屋は江戸時代末期に造られたものが2棟、
明治に建てられたものが6棟、1棟は大正14年に建てられたそうです。
五箇山は江戸時代、
和紙や養蚕、鉄砲の火薬の原料である「塩硝」が生産品でした。
菅沼集落でもそれらを生産しながらわずかな土地を利用した稲作と、
なぎ畑と呼ばれる焼き畑農業で生活が行われていたそうです。
豊かな自然に囲まれた集落に一歩足を踏み入れた時、
時間の流れが止まり、脈々と語り継がれた歴史を感じました。
素晴らしい時間を過ごしました。
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