理不尽なルール

カール

2016年06月20日 20:00


 「そんなバカな」と思うことがありませんか。
 まさしくそんな苦い経験を昨日味わってしまいました。
 ≪横断歩行者等妨害違反≫で反則キップを切られました。

 この交通ルールは、
 『横断歩道を歩行者が渡るのを車の進入によって妨げてはならない』
 というものです。これだけ聞けばルールを守らない運転者が悪いと
 私でも思います。

 ところが、昨日の出来事は理不尽でした。
 

 早朝8時前、天気予報は曇りのち雨。
 こんな日には、コインランドリーの乾燥機に行くのが習慣です。
 昨日も奥さんの洗濯を待ってコインランドリーに出掛けました。
 いつものように300円を投入して、30分の待ち時間をコメダで
 過ごそうといそいそ車を走らせました。

 東名高速の高架橋のところでは、しょっちゅうパトカーが
 一時停止違反を見張っていますから、キチンと止まって姫街道へ。
 左折して、あと少しでコメダ三方原店へ到着という時に。
 「前の車。左の駐車場に車を入れて下さい」というパトカー特有の
 拡声器からの声が、突然聞こえて来ました。

 「なんだろう~?」と思いながらも姫街道の大勝軒さんの駐車場に
 車を止めて待っているとお巡りさんが、私のところまでやって来て、
 「今、セブンイレブンのところの横断歩道で若い女性が渡ろうとして
 いた時に一時停止しませんでしたね」という話。

 「はぁ?そんな人いました?もし居たとしてその人は手でも挙げて
 横断歩道を渡ろうとしていたのですか?」と聞き返しました。
 が、おまわりさん曰く、「セブンイレブンに渡ろうと横断歩道の端に
 立っていたではないですか」という返事でした。

 「信号もない横断歩道ですから、渡ろうとするそぶりがあれば私だって
 しっかり止まりますよ。それがないのに、いちいち止まっていたら車の
 通行の妨げになるじゃないですか!!」と切り返しても
 ≪横断歩行者等妨害違反≫のルールを振りかざすだけ。

 久しぶりに頭に来たので、
 相手が、おまわりさんでも言いたいことは言いました。
 大声になっていたので、そばを歩く方々も驚いていた様子でした。 

 信号のない横断歩道を渡る時、車の途切れるのを待つ事は私自身
 も良く経験していました。それがルール上では全て交通違反だという
 ことです。違反者をしっかり取り締るならば、私自身も納得出来ます。 

 だからこそ、
 「おまわりさんの言うことは判りました。その代わりにここでしばらく
 待っていますから、同じように違反者を何人か捕まえてきて下さい」
 と言いましたが、聞いてはもらえずキップを切られてしまいました。
 


 自宅に帰ってネットで調べたら
 ≪横断歩行者等妨害違反≫という交通ルールは矛盾だらけ。

 例1)横断歩道を横切る前に一時停止しました。歩行者が先にどうぞと
   目で合図したから先に横切ったら近くにいた白バイに捕まった。

 例2)横断歩道の端に歩行者は確認できたが車までの距離は十分に
   あったために先に渡ったら白バイに捕まった。

 他にも数え上げたらキリがないくらいの前例が掲載されていました。
 ルールが悪いと言っているのではありません。捕まる人がいて、
 そうじゃない人がいるのが不公平で理不尽だというのです。
 
 罰金9千円と減点2点。何とも切ない日曜日の朝でした。
 









関連記事